雑記帳

オタク医学生が思ったことを書くブログ

TVアニメ「CUE!」7話感想

こんんちてゃ。

↑「こんにちは」って打とうとしたら何故かこうなりました。かわいいのでそのままにしておきます。

いつの間にか7話です。「いつの間にか」とは言ったものの毎週ブログを書いているので順当に7話です。いや、もう7話!?って感じなのですが2クールあるのでまだ3分の1にも満たないという事実にビビっています。前回の感想はこちら↓

 

take-md.hatenablog.com

 

先週も同じことを書いた気がしますが、7話、そうきたか〜って感じですね。ただこの「そうきたか〜」は先週のそれとは微妙にニュアンスが違います。なんのこっちゃって感じですが、先週は「ラジオという新しい要素と原作のエピソードをそう組み合わせるのか」という意味で「そうきたか〜」と思ったのに対し、今週は「原作のエピソードをそうアレンジするのか」というのと、7話までの構成を踏まえて「こういうテンションでいくのか」という意味で「そうきたか〜」と思いました。というか7話、単純に面白かったんですよね…。6話は「これどういうテンションで観ればいいんだろう」という感じだったのですが、7話はだいぶコメディに振っていたので観やすかったというのが大きい気がします。それでいてテンポ感もよく、4人のキャラ紹介も割とできていた印象だったので個人的にはいい回だったかなと思いました。

7話のまとまりが良かった要因として「他のチームの仕事を見学する」というシナリオだったのが一つあったのかなと思います。Moonは最初お互いにあまり干渉せずバラバラで、なかなか仕事もなく…という中で凛音がやってきてまとまっていくという流れは(というかセリフの多くも)原作通りだったのですが、他のチームの仕事を見に行くというのはアニメオリジナルでした。これはここまでのアニメ版の脚本全体に共通して言えることでもありますが、原作と比べると初期からチーム間の交流がある程度描かれているんですよね。原作のSeason1(チーム別メインストーリー)はほぼ完全に独立していたため、初期からこうしてチームを超えた交流が(少しですが)あるのは新鮮に感じます。それと同時に、仕事のある他のチームが身近に描かれ、それを見学したことによって仕事がないことの虚しさがより出ているような印象がありました。しかしながら、その後に凛音と子供たちの公園での描写を入れることによって、声優を目指し始めた頃の純粋な気持ちとか、これからの声優人生への希望のようなものを描いていたのかなと思います。結局のところMoonの4人は仕事がないままではあるのですが、やはり凛音の加入によって変わったんですよね。仕事がない現状を憂いていても仕方がないんだから、凛音のように前を向いて頑張っていこう、というようなことを3人は感じたんじゃないかなと思います。

また、他のチームの仕事を見学すると同時にキャラ紹介も済ませてしまったのがいいですね。これは4話でも同じ感想を抱いたのですが、必要な情報を説明臭くせずに出してくるのが上手いなという印象です。Windのラジオを見学した際に出た聡里のこだわりが強いオタク気質とか、Birdのレッスンを見学した際の鳴のゲーマー設定、そして全体を通して出ていた利恵の「厨二キャラを作ってはいるけれど根はとても真面目」という性格が自然に入ってくる感じはなかなか見事でした。もっともMoonはそれぞれの個性がわかりやすく強めなので比較的紹介しやすいという面はあったと思いますが、最後に登場したことを忘れるぐらいに視聴者への印象が強かったんじゃないかなと思います。原作ファン的には突っ込みたいところがない訳ではないですが(聡里も鳴も自分からチームメイト以外に話しかけることはあんまりないんじゃないかな〜とか)、それを補って余りあるテンポの良さで楽しめました。結局のところストーリーのテンポがいいと細かい部分はあんまり気にならなくなるので、今後もこんな感じで進んでくれるといいな〜と思っています(細かい部分が気にならなくなってくると感想ブログに書くネタが減るという弊害はありますが…)。

なんだか先週よりも短いような気もしますが今回はここまでにしたいと思います。7話にしてようやく(24話もあるので妥当な気もしますが)メインキャラが出揃ったので、いよいよ本格的に物語が動き出す予感がします。今後はどのような構成になるのか未知数ですが、とりあえず次回は再びFlower回のようなので、しばらくはチーム別に話が進んでいくんだろうなと思います。そうなると現時点で唯一仕事のないMoonはどうなるのか大変気になりますが、次の当番回までのお楽しみということにしておきます。

それでは。

 

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