TVアニメ「CUE!」6話感想
こんにちは。
今週は金曜日が祝日だったのであんまりCUE!の放送日という実感がなかったのですがしっかりリアタイしました。ちょうどBS-TBSの放送時間である2:30から3:00にかけてTwitterの障害が発生していて実況できなかったのが心残りです。とか言ってたら先週よりも更新が遅くなりました。反省。 前回の記事はこちら↓
いや〜、6話、そうきたか〜って感じでしたね。PVで原作の風船のくだりをやるだろうなという予想はついていましたが、ああいう形でまとめてくるとは思っていませんでした。確かにラジオで話す内容って基本的にはエピソードトークなので、チーム結成の経緯をこういう形で表現するのは理にかなっているなと思います。その分結構ハイペースだったような気もするので初見勢はついて来られているのかという懸念もありますが…
基本的に回想で描かれていた部分は(僕が覚えている限りでは)ほぼ原作通りでしたが、やはりアニメになって動きがつくと印象が変わる気がします(キャストの演技が成長したという面もあったと思いますが)。個人的にアニメで印象に残ったのは絢の子供っぽさとまほろの二面性ですね。僕の記憶の限りでは原作の絢はあそこまで感情を出していなかったような気がするのですが、アニメでは猫のことについて意地になったり涙を浮かべたりと結構表情豊かだった気がします。これに関しては6話はWindのキャラ紹介がメインという面が大きかったので「チーム最年少である」という印象を与える狙いが大きかったのかなと思いました(「私まだお酒飲めないんだけど」という発言もありましたし)。同様にまほろも原作では外向きのキャラを作っている場面はあまり多くなかったのですが、今回は回想シーンの素のまほろとラジオ収録中の外向けのまほろが交互に登場したことによって二面性が強調されていた印象があります。ただ二人に共通して言えるのは絢のシャイな部分やまほろの一匹狼気質な部分といった「初期状態」の描写がもう少し欲しかったかなという気がします。まあ尺の都合上ある程度は仕方ないのですが、二人の心を開いていく過程をもう少し見せて欲しかったです。美晴と莉子に関しては今回あまり掘り下げられていなかったのでそれは次のWind回になるのかなと思いますが、美晴の酒豪設定はもう少し後で出して欲しかったような気もします(酒好きが判明する前の初期の美晴はほぼ完璧超人なので)。
それから全体の構成として、チーム結成までの経緯をラジオで話すというのは良かったと思うのですが、4人でラジオを始めるまでの経緯をもうちょっと丁寧に描いて欲しかったなと思いました。風船を追いかけて集まって、迷い猫を通じて結束が強まったという描写は良かったのですが、そこからラジオを始めるまでがあまりにスムーズ過ぎた気がします。アニメの仕事が決まったFlower、アイドルプロジェクトに参加するBirdを見てどう感じたかとか、自主的にラジオを配信するにあたっての準備とかをもう少し描いてくれても良かったんじゃないかなと思いました。Windは平均年齢が高いので、ほとんどが高校生のFlower・Birdが先に仕事をもらっているのを見て多少焦りのような気持ちを抱いていても不思議はないですし(原作の「カレイドスコープ」には実際にそういう描写がありました)、ラジオを始めるにあたっても事務所の許可を取ったり(まあ真咲社長は二つ返事でOKしてくれそうですが)、機材を揃えたり、役割分担を決めたりと色々と準備が必要だと思うので、そこの描写もあると良かったなと思いました。
全体の感想としては、単話のまとまりとしては結構良かったと思うのですが、前回の5話が結構しっかりとアフレコ描写をしていたので、そことの落差が気になりました。チームごとに温度差があるのは確かにそうなのですが、原作の方では1チームずつ出会いから仕事が決まってまとまるまでを読めた一方、アニメでは同時進行でストーリーが進んでいるのでそこが目立ってしまっている印象です。とはいえ今後は少しずつチームごとのストーリーが合流していくだろうと思っているので、少しずつまとまりが出てくるんじゃないかなと思います。次回はMoon回ということで、これもどのようにまとめてくるか楽しみにしています。
少し短めでしたが今週はここまでにしたいと思います。いろいろと書きましたが個人的にはWindらしい空気感で好きな回でした。先日公開されていたインタビュー記事がなかなか良かったのでこちらも是非読んで頂きたいです。
