雑記帳

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Summer Pocketsの舞台に行ってきた。【3日目】

Summer Pockets舞台探訪3日目です。1日目・2日目はこちら

take-md.hatenablog.com

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3日目は2日目と同じく始発(8時)のフェリーに乗って男木島に向かいました。男木島までは片道40分ほど、往復1020円かかりました。昨日降りた女木島で乗客の多くが降り、男木島まで行く乗客は10人ほど、ほとんどが地元住民と思われる人たちでした。

女木島を出てしばらく進むと男木島の全景が見えてきます。

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さしずめ俺は……

デッキが船の後方にあるため、帰りの方が島の全景は撮影しやすいと思います。

男木島に降り立つと、瀬戸内海の小島にはなんともミスマッチな建物が迎えてくれます。

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「男木島交流館」という施設だそう

男木島は小さな島なのでどこから回ってもいいと思いますが、僕は一番遠い灯台を目指しました。

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島の小径

軽自動車がギリギリ通れるほどの狭い道を歩いて灯台を目指します。所々に案内板が建っているので迷うことはないと思います。

しばらく歩いていくと、見覚えのある景色が見えてきます。

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蒼と最初に出会ったとこ

蒼が寝ていた木は見当たりませんでしたが、奥に見えるガードレールなんかもそのままなのでここで間違いないと思います。

ここからさらに1kmちょっと歩くと灯台まで行くことができます。午前中に来ると道中ほとんど日陰になるので比較的快適でしたが、虫が多かったので苦手な方は注意した方がいいと思います。途中木々の合間から見える瀬戸内海が綺麗なので、一本道ながらあまり退屈しませんでした。

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遠くに瀬戸大橋も見える

しばらくほぼ平坦な道を進み、下り坂に差し掛かると灯台が見えてきます。

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右端に見えてるのが灯台

しばらく何もない道を歩いているだけだったので、灯台に着いた時はこの旅の中でも一番達成感がありました。

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正面から

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ゲーム内と同じ画角で

日本でも2基しかないという石造り・無塗装の灯台で、明治の頃からそのままの姿で残っています。周囲の建物も当時のままで、タイムスリップしたような気分を味わえます。作中では廃灯台とされていますがこちらは建設から100年以上経った今でもしっかり現役です。

灯台の裏に回って浜に降りるとこんな場所があります。

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旧字体で「灯台用地」と書いてある

識ルートに登場する慰霊碑のモチーフだと思われますが、よくこれを「慰霊碑」として登場させようと思ったな…という立地です。満潮でもギリギリ沈まなさそうではありますが間違いなく波は被ると思われます。

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識ルートをプレイした人は意味がわかるはず

灯台周辺には自販機やベンチなどもあるので一休みし、来た道を引き返しました。ここまでで滞在時間2時間半のうち1時間を使ってしまったので大丈夫かな?と思いつつ再び30分ほどかけて港の方まで戻りましたが、小さな島なので時間はむしろ余るくらいでした。

港から灯台と反対側に歩いていくと役場として登場する建物があります。

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男木漁業協同組合の事務所だそう

船からも見えますが、近くまで行くと作中の再現度に驚かされます。なんだかんだここもゲームを進めていると頻繁に登場するだけあって実際に見るといろいろと思うところがありますね。

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この建物から後ろを向くとキービジュアルやOPムービーの最後に出てくる風景が撮れます。斜面に張り付くように住宅が並ぶ感じは長崎を思い出します。

港から細い路地を歩いていくと秘密基地(のモデル)と小学校のプールがあります。

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卓球台や一部の壁がないことを除けば秘密基地そのもの

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3コースしかないプール

プールには外国人向けと思われる「NO PHOTOGRAPHY」の表示がありましたが、隣の小中学校の敷地には「児童生徒・教職員の撮影はお断りします」としか書いていなかったので無人のプールを撮影する分には問題ないと思います。6〜7月の平日だとプール授業もありそうなのでそのタイミングだと撮影は無理そうですね。

ここからさらに進むと再び海岸に出ます。海沿いを少し歩くとこの道に出ます。

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スーツケースを転がす黒髪美少女はいない

鴎との出会いに始まり灯台に行く道としても何度も登場する海沿いの道です。道はしっかり舗装されているのでスーツケースを押すのもそんなに大変じゃないかも?といったところです。作中では消されていますが奥には「歩く方舟」という現代アート作品があります。

ここまで来たら一通り背景カットはおしまいです。この時点でまだ船まで30分以上あったので少し山を登って静久のイメージビジュアルとしても登場した豊姫玉神社に向かいました。

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ネチコヤン

この神社にはたくさん猫がいました。猫に気を取られてイメージビジュアルのカットを回収し忘れる程度にはたくさんいました。

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いい被写体になってくれた三毛ちゃん

猫と戯れていたら船の時間が迫って来たので港に向かいました。サマポケの舞台はこれで一通り回りましたが、2日間でかなり楽しめたと思います。最後はLasting Momentを聴きながら島を後にしました。来年もきっと遊ぼうね……

11時に男木島を出る船に乗り、40分ほどで高松に戻って来ました。昼食は駅ビルにある「杵屋」さんでこの旅4杯目のうどんを食べ、12時10分発のマリンライナーに乗車しました。出発前から台風が心配でしたが、むしろ天気にも恵まれて無事四国を後にすることができました。

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マリンライナーの車窓

帰りは全体的に接続が良かったので、12時10分に高松を出発して18時42分には名古屋に到着することができました。しかし中央線の松本方面は1時間半に1本しかないため、このまま名古屋を出ても中津川で1時間以上次の電車を待つことになってしまいます。そこで一度改札を出て地下街の「矢場とん」に向かいました。

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鉄板とんかつ定食(リブ)(1900円)

実家が名古屋近郊なので時々食べたくなるのですが、やはり安定して美味しかったです。 ただ、この旅行中で食べた一番高いものが名古屋めしってのもどうなの…と食べながら思ってしまいました。

夕食を済ませてホームに戻り、中津川行き快速電車に乗車しました。中津川まで1時間少々、中津川で松本行き最終電車に乗り換えてこの旅のラストスパートとなります。

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津川駅にて。名古屋から乗って来た電車(左)と松本まで乗る電車(右)

中津川で乗り換えて2時間少々、高松を出て11時間半でようやく最寄駅の松本に到着しました。

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結局行きと同じロングシート車だった

18きっぷを利用した2泊3日サマポケ舞台探訪はここまでとなります。片道11時間以上かかったとはいえ、乗り換えで階段を上り下りすることも少なかったですし、1回あたりの乗車時間も1時間以上がほとんどだったのでさほど大変だとは感じませんでした。18きっぷ移動は積極的におすすめはしませんが、ゆっくり流れる車窓を楽しんだり途中下車して食事をしたりといった楽しみもあるので、時間のある方は試してみて欲しいなと思います。関東からでも3日あればサマポケ舞台探訪もできると思いますので、このブログが参考になれば幸いです。とにかく楽しい旅でした!ではまた。