雑記帳

オタク医学生が思ったことを書くブログ

Summer Pocketsの舞台に行ってきた。【2日目】

Summer Pockets舞台探訪2日目のブログです。1日目はこちら

take-md.hatenablog.com

 

2日目はまず女木島に向かいます。高松港から女木島・男木島に向かうフェリーは8時が始発なので7時には起きて高松港に向かいました。

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往復740円です

女木島には20分弱で到着します。到着したらすぐに港にある「おにの館」でバスの切符を買う…のですが窓口に誰もいなくて???となってました(しばらく待ってたら来た)。

女木島ではレンタサイクルを使う手もあるのですが、鬼ヶ島大洞窟まではかなり高低差があるので、洞窟以外を見る予定がなければバスの方がいいと思います。

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何故か3台も用意されているバス(一番手前のが稼働してた)

バスは往復800円、片道10分ほどで洞窟まで連れて行ってくれます。洞窟入り口で入場券(600円)を買うと横の部屋から陽気なおっちゃんが出てきてノリノリで説明してくれました。曰く「洞窟の中は写真撮ってもいいし何してもいいけど天井だけは気をつけて」とのこと。さらに頼まなくても写真を撮ってくれます。

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「この島にいたという鬼の話を知っているかい?」

洞窟は確かに鴎ルートに登場するものと入口からよく似ていました。人工的に掘られたものとあって鍾乳洞のような見所はないものの、案内板などは充実しています。識ルートに登場する鬼の伝説のモチーフとも関係があるのかな?とも思いました。

洞窟の中ほど、「大黒柱」を過ぎたところで後ろを向くとゲーム内の背景と同じ構図で写真が撮れます。

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プレイした人はピンとくるはず

「大洞窟」とはいえゆっくり見ながらでも15〜20分もあれば出口に辿り着きます。出口の真上には珍しい柱状節理の露頭があるので一見の価値ありです。

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「柱状節理〜」(CV.高柳知葉)

出口から右に行くと展望台があります。瀬戸内海を見渡せるポイントなので行ってみるといいと思います(5分程度で着きます)。左に行くとバス乗り場に向かいますが、途中で秘密基地への道のモデルとなった道がありました。

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思った以上にまんま

展望台まで行ってると流石に時間もなくなってくるのでこの後はバス乗り場に向かいました。行きのバスが着いてから帰りのバスが発車するまで35分ほどですが意外と楽しめました。

再び10分ほどバスに揺られて港に戻ると、フェリーまで10分弱時間があったので港の周囲を散策しました。

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船とピアノが融合した「20世紀の回想」という作品

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のみきの放送塔らしきもの

女木島は1時間の滞在でしたが十分楽しめました。この後は再びフェリーに20分ほど揺られて高松港に戻りました。

この時間は接続が良く、高松港に到着して30分ほどで直島行きが出ます(9:40到着→10:14出航)。女木島・男木島行きと直島行きのフェリーは接続が全く考慮されていないので、事前に調べておかないと高松での待ち時間がかなり長くなる場合があります。

フェリーに乗船すると約50分で直島に到着します。着いてすぐに自転車を借りました。僕は乗り慣れたクロスバイクを選びましたが、直島は坂が多いので電動アシスト自転車をおすすめします。

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TVCさんで借りたクロスバイク(1日1000円)

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へじゃぷ

地図を見ると北まわりでも南まわりでも移動できそうですが、南側は高低差が非常に激しい(地形図を見たら北まわりなら高低差20m程度のところ南まわりだと100m近く登るようです)ので、事実上北まわりでしか移動できません。

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作中ほぼそのまま


北まわりで移動を始めると2分ほどで駄菓子屋としてお馴染みのイワタコンフェクトさんに到着します。店内では駄菓子ではなく様々な和洋菓子とともにサマポケグッズが並んでいました。かなりたくさんあるので店主に「おすすめはありますか?」と聞いたところ「どれでもおすすめ」と言われてしまったのでクッキーを2種類と「恋わすれ貝」を購入しました。実際美味しかったので好きなものを選べばいいと思います。

作品とは関係ないですがイワタコンフェクトさんから少し坂を登ったところにある「三菱マテリアル直島生協」ではスイカバーを取り扱っているという情報を得たので行ってみたところ、しっかり売っていたので飲み物とともに購入しました。おそらく島内唯一のスーパーで、比較的安くいろいろなものが手に入るので飲み物などはここで購入するといいと思います。

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やっぱりスイカバーは外せない

店先にベンチがあるのでここで食べることもできるのですが、せっかくなのでしろはらしい場所で食べようと思い、カバンに突っ込んで自転車を飛ばしため池に向かいました。

途中2箇所の上り坂を越えるとため池(直島ダム)に到着します。とにかく上り坂がキツかったですがスイカバーのために頑張りました。

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れいだーん

ここも作中そのままでした。水位によっては手前まで水に浸かっていることもあるようですがこの日はむしろ低めの水位でした。

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イカバーはどうにか耐えてくれていた

溶けかけてはいたものの、自転車で爆走した後にここで食べるスイカバーは最高に美味しかったです。

イカバーを食べた後は加藤家と島の食堂のモデルになった石井商店さんに向かいました。

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昔ながらの街並み

役場から古い街並みを抜けると石井商店さんに到着します。店の前に駐輪場が整備されているので自転車はそこに停めましょう。

この日は正午前に入店したのですが、その時点で店内は満席に近かったので土日に行く場合は早めに行った方がいいと思います。チャーハンは出てきませんが、店内はレジやウォーターサーバーの位置まで作中そのままでした。

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「おにぎりじゃない、おむすびさ!」

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ぶっかけうどん(でかいん)

500円前後とリーズナブルながらかなり美味しいうどんが頂けました。昼のみ営業ですが直島に来たら是非行って欲しいところです。

店の前の道に出ると、また見覚えのある風景になります。

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どう見ても加藤家

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お馴染みの道

この2枚はほぼ同じ場所から反対向いたカットになります。作中で登場する場所がまとまっているのはありがたいですね。

ここからは海辺に向かいます。海沿いを走っていくと一つ上り坂を越えたところで開けたところに出ます。

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奥に見えるのがしろはがよくいる「島の外れ」

ここは満潮だと行けないので潮が引く時間帯に来るのがいいと思います。左手に見える森を抜ける方法もあるようですが、満潮時刻から1時間ほど経って少し潮が引いたところで強引に海岸伝いに行きました。途中までは砂浜沿いに行けるのですが、完全に水に浸かっている場所があるのでロッククライミングの如く岩場伝いに通りました。滑ったら終わりなのでおすすめはしません。

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(通り抜けた後に撮影)

 ちなみに数時間後にもう一度来たら潮が引いていてこの場所も普通に歩けました。

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同じ場所を反対側から

ちなみに潮が引いたら引いたで濡れた岩で滑る危険性もあるので注意が必要です(実際に滑った)。ここさえ抜ければあとは砂浜伝いに歩いていけば島の外れに出ることができます。

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満潮時

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干潮時

作中では干潮時のものが背景として使われていましたが、満潮時は満潮時で海の上に浮いている印象が強くて綺麗でした。作中でもしろはと羽依里が釣りをしていた場所ですが、どうやら現実でも釣れるらしく釣り竿を持った人が何人かいました(写真にも写ってる)。

先ほどの道に戻り、さらに道なりに進むと海水浴場に出ます。ここも満潮だと背景カットの場所に行けないので注意です。

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お馴染みの海岸

ここは海水浴場の外れにあり、駐輪場から砂浜に降りて左に歩いていくとたどり着きます。海水浴場の端、しかも夕方ということで人はほとんどいませんでした。カット合わせが意外と難しかったですがこの写真はかなり近い構図で撮れたと思います。

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海の家

静久ルートに登場する海の家のモデル「つつじ荘」もここにあります。波浪対策のためか砂浜から一段上がった少し離れた場所にありました。海水浴場に行った経験がないので海の家がどういうものなのかあんまり知らないのですが、ここはお洒落なカフェのようになっているので泳がない場合でも利用しやすい気がしました。

普通に立ち入ることのできる範囲はこれで一通り回れました。ここまでの所要時間は3時間ほどだったので港まで戻る時間を含めて4時間あれば十分回れると思います。僕が海水浴場に着いた頃はまだまだ潮が満ちていたので、潮が引くのを待つなどして結局島には6時間滞在しましたが、潮の満ち引きを予め調べておけば効率よく回れると思います。

一通りカット回収を終え、港に戻って自転車を返したところ、隣の店があまりにもサマポケ推しだったので思わず立ち寄ってしまいました。

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ブルーハワイ(100万円)

店主のおっちゃんが気さくないい人で、かき氷を作ってる間に「いつ来たの?どう回るの?」と話しかけてきたので「今日は女木島と直島、明日は男木島行って帰るんです」と言ったら「珍しい回り方してんね〜」と言われました。直島で昼食を食べることと翌日午前中に高松を出ることを両立させるとこの日程しかないのですが、まあこんな回り方をする人はそういないだろうなという自覚はありましたね。肝心のかき氷は数年ぶりに食べたのですがこんなに美味しかったっけ?と思いながらいただきました。

かき氷を食べ終わって17時のフェリーで高松に戻ります。6時間の滞在でかなり楽しめましたが、また来たいなと思えるいいところだったと思います。今度来るのがいつになるかは分かりませんが、その時は石井商店さんに泊まったり、地中美術館なども行ってみたいなと思います。

高松に戻った後は少し周辺を散策しました。高松と言えば高松城の堀沿いを走ることでんのイメージがあったので見に行ったのですが、櫓が見事に工事中でかなしかったです。

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足場…

それはさておきことでんは昭和の香りがすごくてなかなか良かったです。今度来たら乗車してみたいですね。

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高松築港駅に入る電車

宿に戻り、昨日に引き続きうどんを食べに出かけました。この日はアーケードの南端に近い「しんぺいうどん」さんにお邪魔しました。

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お洒落な店構え

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肉玉天ぶっかけ(750円)

ここは昼も夜も営業のお店ということで比較的リーズナブルな価格設定が魅力的でした。味も申し分なかったので非常におすすめです。

 

3日目に続く

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