雑記帳

オタク医学生が思ったことを書くブログ

これまでと、これから。〜CUE! 3rd Party「Start a new line」〜

こんにちは。

いろいろと思うところがあって今回のCUE! 3rd Party「Start a new line」の感想ブログは書かないでおこうかとも思っていたのですが、ライブ直後の感覚を忘れないでおくためにも書くことにしました。

今回の3rd Partyは、一般的にアニメ関連のイベントは放送が終わってから開催されることがほとんどの中、敢えて途中で開催したというのが特筆すべきポイントだと思います。どういう意図でそうしたのか疑問に思いながらの参加でしたが、終演後にはなるほどなと納得している自分がいました。4月頭に開催していたらもっと良かっただろうなという気はしましたが、伝えたいことはなんとなく分かった気がします。

今回の3rdはキャストのMCがないことやその代わりに朗読劇が差し込まれることといったCUE!のライブの特徴はそのままに、1st・2ndと異なる点としてチーム曲なしで全て16人全体曲だったこと、アンコールがあったこと、「マネージャー」という言葉を使わなかったことが挙げられると思います。チーム曲なしだった理由としてはアニメにおいて現状Bird以外チーム曲にあたるものが存在しないということ、そして曲数が増えて全体曲だけでフルライブが成立するようになったことが挙げられるというのはパンフレットで説明されていた通りですが、もう一つの理由としてチーム曲は基本的にゲーム内アニメの主題歌という位置付けだったことがあると思います。全体曲はゲームの方のストーリーに合わせた曲が多いとはいえ、オリジナルストーリーのアニメでもCUE!というコンテンツの根幹のテーマは変わっていないので十分通用するのですが、アニメの方に一切登場しないゲーム内アニメの主題歌を今回披露するのはおかしいということです。もっとも、「One More Step!」や「ドリ☆アピ」などの最初のチーム曲に関しては披露しても良かったんじゃないかとも思いましたが、1曲ずつだけ披露するよりも全て全体曲の方が統一感が出ますし、アニメもまだ放送途中の今披露する意味は薄いという判断だったのかなと思います。アンコールがあったことに関しては、2ndでもアンコールを設ける構想もあったとのことなので、あまり深い意味はなくその方がまとまりが良かったというような理由かと思います。「はじまりの鐘の音が鳴り響く空」でアンコール前提の終わり方をした時は少し驚きましたが、アンコールが「アンコールありがとうございま〜〜す!!」みたいな始まり方じゃなかったので安心しました。それはそれで悪くないとは思うのですが、個人的にはCUE!のライブはそういうのじゃないと思っていたので解釈違いを起こさずに済んで良かったです。そして、「マネージャー」という単語が登場しなかったのは今回の変化点として個人的に最も嬉しかったところです。アニメにはゲームと違ってプレイヤーキャラクターにあたるマネージャーが登場しないから当たり前といえばそうなのですが、以前から観客席にいる我々に向かって「マネージャー」と呼びかけられることに違和感があったので、できれば次回以降もそうしてほしいと思っています。誤解を招く恐れがあるのでここで言っておきますが、2ndの「陽菜とAiRBLUEのみんなからマネージャーへの手紙」というコンセプトはとても良かったと思います。しかし、観客に向かって「マネージャー」と呼びかけるのは(具体的に言うと「Radio is a Friend!」の前の幕間劇の部分とかですね)(あそこはアドリブだったようなのであまり強くは言えませんが)少し違和感がありました。逆に後半にあった悠希の「それってマネージャーがいてくれるからなんだよね。いつもありがと!」というセリフはちゃんと手紙の中の言葉として成立していたので良かったと思います。が、そもそも僕はゲーム内でも「マネージャー」と呼ばれることがあまり好きではなかったのでこれは極端な意見ではあるとも思います。

さて、続いてはセットリストについて振り返りたいと思います。詳しい意図については打ち上げ配信などで明かされると思いますので、僕が今回のセットリストをどう感じたかということを書いていきたいと思います(違ったら鼻で笑っておいてください)。まず今回は衣装が2種類のみ、つまり着替えは1回のみという息つく暇もないような構成だったのが印象的でした。その中で僕が感じたのは、今回のライブは前半のTalk about everything衣装の部分と後半の新衣装の部分でテーマが分けられるのかなということでした。前半は「空合ぼくらは追った」と「Tomorrow's Diary」の新曲2曲を含んではいましたが、「Forever Friends」で締めていたことや衣装を含めてAiRBLUEの「これまで」を表現していたのではないかと思いました。一方で後半はアニメ1クール目OPの「スタートライン」から始まりEDの「はじまりの鐘の音が鳴り響く空」で一旦締め、最後は12話EDとしても使用された「さよならレディーメイド」で終わるという構成から「新しいスタート」そして「これから」を意識させるようになっていたと思います。

…と、ここまで書いてきたところで僕の悪い癖であるどこか他人事のような文章になってしまっていることに気づいたので各曲の率直な感想を書きたいと思います。

M1. 空合ぼくらは追った

冒頭の16人の「おはよう」からの「おはようって繰り返す僕ら〜」の流れは見事。アニメ主題歌で「スタートライン」「はじまりの鐘の音が鳴り響く空」という「はじまり」をテーマにした曲があるにも関わらずカップリングのこっちを持ってくるあたりがCUE!らしい。でも確かに「おはよう」って1日の中で最初に発する言葉だし、なるほど〜となる。去年のRLで8人verは見たけど、16人verはやっぱり見応えが違う。Bメロの電車ごっこみたいな振り付けかわいいし、サビの「どんな日も超えて超えて先へ」の力強さもいい。Dメロの「ここに今いること証明したい」のあたりとかもライブ〜!って感じで良かった。

M2. 白い沿線

作詞・作曲:渡辺翔繋ぎがですねぇ!!ディスプレイの電車とゲーム背景画像でいきなり情緒破壊されかけた。あとやっぱこの曲振り付けが良すぎる。2ndでも思ったけど2Bの改札の振り付けマジで天才的すぎる。そもそも人間で改札を表現するだけでもすごいのに、改札を挟んでお互いが振り返るけどタイミングがずれて目線が合わないって表現はドラマ性が強すぎる。

M3. 私たちはまだその春を知らない

やっぱ強いわこの曲。白い沿線からのこれで季節が冬から春になってくのいいねぇ〜。てかBPM高いのと振り付け難しすぎて一生振りコピできないが。そして歌詞の意味が未だに理解しきれていない。「まだその春を知らない」ということはまだ冬?もしくは後で振り返ってようやく分かる「春」ってこと?歌詞読むと後者っぽいけどよくわかりません。でも好き。

M4. ミライキャンバス

朗読で次Colorful?ミライキャンバス?どっちだ?と思わされてからのこっちか〜〜!!でミライキャンバス。フォーメーションでわかってたけど好きすぎてイントロでスゥッ…となって立ち上がるのが遅れる。MVも振り付けもいいし、サビでこの衣装の良さが活かされてグレーと白の2色に分かれるのが綺麗で何度見ても好き。サビは振りコピすると腕回すからめっちゃ周りに気を遣うけど楽しい。2ndであの位置にあったミライキャンバスがここにあるということはここから先で「未来」を描くんだろうな〜〜となる。

M5. 雫の結晶

ここで来るか〜!!となった。アニメ16話で流れたばかりだし歌い出しがまほろなのでちょっとウルっときた。今回はステージに階段がなかった分メンバー同士の距離が近くてお互いに寄り添ってる感が強かったのが良かった。Aメロのソロパートはチームメンバーに見守られてるような構図なのも良い。

M6. マイサスティナー

マージでいい曲。サビの「またキミへ またキミへと」が綺麗にリレーしていくのが大好きなんだけど、ラスサビだけ全員正面向くのも好き。そもそもこの曲全体的にフォーメーションの変化が激しくてライブでの見応えがすごいんだよな…。あとやっぱりラスサビ転調の気持ちよさが尋常じゃない。何百回と聴いてるけどライブで聴くとなお気持ちいい。

M7. Radio is a Friend!

数少ないキャラソンらしいキャラソン。やっぱりセリフパートの解像度が高いし、単純に聴いてると楽しくなってくるよねこの曲。あと2ndに比べてクラップがめっちゃ揃ってて楽しかったし、振りもだいぶ覚えてきてたから踊って叩いて忙しくて最高だった。何も考えずに盛り上がれる曲って何気にCUE!楽曲の中では貴重な存在だったりする。

M8. Tomorrow’s Diary

振りムズない????表題曲の中ではトップクラスに難しい気がするし覚えられても隣の人ぶん殴りそう。歌い出しの「聞こえてる」で陽菜以外の15人が耳に手を当てるとことかページめくるっぽい振り付けはかなみ先生らしいな〜と思う。明らかにミライキャンバスオマージュしている部分もあるからミライキャンバスの前後に来るかと思ってたけど違った。最初聴いた時はそんなでもなかったけどライブで聴いて結構好きになった気がする。

M9. beautiful tomorrow

なるほどtomorrow繋ぎか〜〜!!となった。サビの振り付け難しいけど何回も見てるうちに覚えてきたので今回はだいぶ踊れた。シングル表題曲全般そうだけど聴くとメインストーリー読み返したくなる。てかこの曲のステップをあの紙吹雪だらけの2ndでやってたのヤバない???

M10.最高の魔法

あっここで!?!?となった。季節は冬から春になるものなのに敢えて逆行させたその意図やいかに。2ndで見てるからだいぶ振りコピできるけど、やっぱりあの景色を見ているので紙吹雪ないとちょっと物足りないな〜と思っちゃう自分がいる。

M11. Forever Friends

今!?!?!?!?!?ここで!?!?!?!?FF!?!?!?!?!?!?!?FFは最後じゃないの!?!?!?!?!?!?!?!?!?となりながらも踊ってたらそんなこと忘れた。ライブでFF振りコピしてる時マジで人生で一番いい笑顔してるかもしれん。最初聴いた時はそんなでもなかったけどライブで聴く度好きになるし今は世界一いい曲だと思ってる。そして冷静に見ると確かにこの曲の振り付け簡単だな…

M12. スタートライン

ドキュメンタリー映像みたいなの流れた時は謎に緊張した(2ndの時はそこからライブ中盤なのにアニメPV流すとかいうやべえ演出だったので)。結局普通にスタートライン始まったので安心したけど(安心とは?)。や、スタートライン普通に好きなんですよね…。新たな「はじまり」をしっかり感じさせる前向きで明るい曲になってるし全員ソロパートあるし。てかP'sでも思ったけどサビの振りコピが至難の業でどうしよう…となる(上半身の動きほとんどなくてステップがメインなので)。あとアニメでは6話と7話でしか流れなかった風月verのOP映像流れたのも地味に嬉しかった。

M13. our song

これも貴重な何も考えずに楽しめる枠。やっぱりライブで浴びるとアガる。振り付けもそうだけど明るい曲調と新衣装との相性が良くてめっちゃ視覚的に楽しかった。1stではあったけど2ndでも3rdでも天カメなかったのが物足りないから4thでは復活させて欲しい。あとやっぱ最後のシングアロング歌いてえ〜〜〜〜!!!!

M14. Colorful

世界一好きな曲。この歴代衣装の中で最も鮮やかにメンバーカラーが出てる新衣装でColorfulが披露されてマジで嬉しかった。好きすぎてほぼ振り覚えてるから無限に踊り続けてた。あとサビの「弾けるステップ 繋げてジャンプ」「届けるスマイル 鳴らしてクラップ」のとこでクラップする人全然いなくて寂しい。いなくてもやるけど。 

M15. カレイドスコープ

Colorfulからカレイドスコープ繋ぐのは流石にヤバいって!!!普通に膝から崩れかけた(耐えた)。これも衣装がカラフルな効果で視覚的に万華鏡っぽさが出てて良かったんだけどそんなこと言ってる場合じゃなかった。Colorfulで「僕らが見た未来 語り合った夢は 今も覚えているよあの日の温度で」と歌っておいてカレイドスコープの間奏で夢を語り始めるのマジでズルすぎる。しかもColorfulのMVを死ぬほど観ているので鳴の「ずっと一緒」の時点で気づいてしまい完全におしまいになった。最後をMVの黒板にも一番デカデカと書かれていた舞花の「No.1声優!!!!」で締めるのもヤバい。そもそも今回の朗読台本自体カレイドスコープのストーリーを彷彿させる「全員でオーディション受けて全員落ちる」みたいな感じだしいやカレイドスコープのストーリーを読ませてくれ!!!!!!!!!!

M16. はじまりの鐘の音が鳴り響く空

あ、これで終わりだなと確信した。てかこの曲普通にめっちゃいい曲だと思ってる。振りついてるの初めて見たけど同じ作家ということでbeautiful tomorrowっぽい部分もあったり、サビの振り付けがきっちりチームごとで分かれていたりとあ、こういう振りなのか〜と思いながら見てた。それでいてラスサビは全員で1列になるのもかなみ先生らしいなと思った。あと最後の紙吹雪は心臓に悪い。まさかここで出るとは思ってなかったので。

M17. CUTE♡CUTE♡CUTE♡

まさかアンコールあると思ってなかったからびっくりした。いや確かに披露してない曲あったけど1stも2ndもなかったからないもんだと思ってた。さっきも書いたけど「アンコールありがとうございま〜す!」とか言って出てこなくて本当に良かった。確かにアンコール1曲目向きだよねこの曲。振り付けかわいいんだけどその分振りコピしづらいというジレンマ(やるけど)。

M18. さよならレディーメイド

これ最後に持ってくるか〜〜!!となったけどまあそうだよな〜〜!!ともなった。アニメ12話であの使い方された曲だからそりゃここでやるしかないよね。個人的にはこれ「はじまりの曲」って位置付けだと思ってるから、ここでやるってことは次あるよなって昼の部で思った。そもそも今回のライブタイトル「Start a new line」だし。「迷うことはない そう ここから始めるの」なんだよなあ…。「おはよう」に始まり「さよなら」で終わるという捉え方もできるけどこの「さよなら」は「レディーメイド」に対するものだからちょっと違う気がする。言葉遊びとしては確かにと思うけど。

 

とまあライブ中の率直な感想はこんな感じ(だったと思います)。朗読に関してはあまりにも自然で逆に書くことが思いつきませんでした。#鶴野有紗さんはすごいよ。

改めてライブを振り返ると、2nd以上に密度の高いライブだったなと思います。その分夜の部では少し疲れを感じる部分もありましたが、次回以降はまたチーム曲もあると思うのでそこはあまり心配していません。今回は2ndからの流れを意識しつつも次のライブがあることを前提とした構成だったなと思います。次のライブがあることを意識したというよりはそもそも3rd自体これで完成ではないという印象がありました。実際に4th Partyの開催が発表されているのですが、地味にライブ中に次のライブが発表されるのは初めてなんですよね。そういう意味でも3rdは「前半」という印象がありました。チーム曲を排除し、「Forever Friends」を途中に置き、「さよならレディーメイド」で締めるセットリストは明らかに「続き」を意識させる構成ですし、最初にも書いた通りまだアニメも放送中なので当たり前といえば当たり前かもしれません。最初に書いた「いろいろと思うところがあって」というのはこういうことで、3rdは未完であると感じたのでブログを書くかどうか迷いました(結局こうして書いていますが)。

さて、その4th Partyについてですが、タイトルが「Forever Friends」ということで色々と物議を醸している印象があります。そもそもForever Friendsという曲自体が最初の曲であるにもかかわらず卒業ソングっぽい歌詞という特殊な楽曲であるせいもありますが、確かにアプリの再開も不透明なままライブにこのタイトルをつけられると終わりを覚悟せざるを得ない部分はあります。ですが、悲観するのは流石にまだ早いかなとも思います。確かに可能性の一つとしては4th Partyが最後になるということはあり得ると思いますが、そもそもまだアニメもまだ放送中ですし、アプリの再開はどちらにせよアニメ放送終了後だと考えるのが自然です。リリース時期の予告ぐらいはあってもいいとは思いますが、ReadingLiveも控えていますし、そこまで悲観する必要はないと思います。もっとも、アニメが終わってからも音沙汰がなければ流石に覚悟したほうがいいとは僕も思いますが。

 

若干ネガティブなことも書きましたが、総じて3rd Partyはとても良かったです。これまでのCUE!のライブの良さを損なわず、アニメとの整合性も考慮して作り上げられた新しい形として楽しめました。今回は2ndから脚本を担当している鶴野有紗さんに加え(今回はさらに構成や演出についても関わったとのこと)、衣装デザインを佐藤舞さんが担当するという更なるキャスト参加型ライブになっていたのも良かった点です。アプリでも「志穂が衣装デザインを担当する」というストーリーがあったりするので、そことのリンクも感じられましたし、何よりもそれだけキャストとスタッフの間に信頼関係が成り立っているということを感じられました。毎回本当に素晴らしいライブを作り上げてくださっている皆さんには感謝しています。一方で、上にも書いた通りアプリの再開が不透明というのは多くの人の懸念事項であると思っているので、ライブだけでなくアプリの方も「次」を発表していただきたいです。現在はアニメ放送中とはいえ、6月には放送が終了します。その後のことを考えると、やはりアプリ側になんの音沙汰もないのは不安です。少なくとも6月中にはアプリに関して何かしらの情報が欲しいというのが本音です。もしこれを読んでくださっている関係者の方がいらっしゃいましたらご検討よろしくお願いします。

 

長くなりましたが、今回のブログはここまでとします。アニメの感想記事も書き続けますので良かったらそちらもよろしくお願いします。それでは。