雑記帳

オタク医学生が思ったことを書くブログ

虹を掴んできた。

先日開催の水瀬いのりライブツアー「Catch the Rainbow!」千秋楽の武道館公演に参加したらあまりにも良かったのでブログに書きたいと思います。

 

僕は1週間前に名古屋公演に参加していたのですが、正直この時点で「これはヤバい」と本能的に思っていました。水瀬いのりさんのワンマンに参加したのは昨年7月1日の「BLUE COMPASS」幕張公演が初めてだったのですが、その時点でかなりのものだったにも関わらず1年ぶりのワンマンライブに参加して見た彼女のパフォーマンスはそれよりも何段階も成長していて圧倒されました。名古屋公演でさえこんなにも素晴らしいのに武道館は一体どうなってしまうのかと言う気持ちで1週間を過ごしました。

 

そして迎えた千秋楽・武道館公演当日。思ったよりシンプルなセットだなと思いつつも曲が始まるとそんなことはどうでもよくなりました。とにかく曲が良くて、生バンドの演奏が良くて、そして歌声が良くて聴覚に集中していたためステージを見ている余裕が全然無かったです。あ、ダンスパートは見ました。Kitty Cat Adventureとコイセヨオトメの振り付けめっちゃ好きなので。

 

セトリに関しては各所で情報が出てるので見てもらいたいですが、個人的に今回のアルバム以外でめちゃくちゃ好きなコイセヨオトメ、君色プロローグ、Will、Dreaming Girlsが聴けたのが良かったです。中盤の 約束のアステリズム〜brave climber〜Will〜今を僕らしく生きてくために の繋ぎは名古屋で聴いていたにも関わらず舞ってしまいました。とにかく強い。

 

名古屋と武道館で決定的に違ったのはストリングス隊の存在でした。水瀬いのりさんの楽曲はストリングスの厚みがある楽曲が多いので「生ストリングスで聴きたいな〜」と名古屋公演の後にツイートしていたのですが、まさかすぐに実現されるとは思いませんでした。4曲だけでしたがストリングス隊のあるとないとでは想像以上に音の感触が違ってやられてしまいました。中でもTRUST IN ETERNITYの化け方がすごくてこの曲であんなに舞う日が来るとは思ってませんでした。他の曲もStarry Wishharmony ribbonは何度も聴いてきましたが今回のは別格でしたしMy Grafittiは刺さり方が数段上がって棒立ちになってしまいました。欲を言えばストリングスパートある曲全部に入れて欲しかったですが4曲だけでも十分良かったです。次回からもストリングスはぜひ入れて欲しいです。キングレコードさんよろしくお願いします。

 

アンコールではDreaming Girlsが聴けたのが良かったです。もともと好きな曲ということもありますが何と言っても歌詞の「扉を開けて会いに行こう なりたい私が待ってる」が最後のCatch the Rainbow!に繋がってる感じが良かったです。Catch the Rainbow!は初の本人作詞曲ということでまだまだ拙い感じはするもののこうやってライブ会場で聴くと本人作詞ならではの味があって大変良かったです。特にCメロの「大切な今を重ね一緒に進もう 両手広げて抱きしめた景色は未来になる」というフレーズが「武道館公演という一つの夢(=虹)を掴んで、ここを新しいスタートに次なる一歩を踏み出していく」という意味に取れて目頭が熱くなりました。

 

開演前はダブルアンコールで藤永曲が来たらいいな〜とか好き勝手言ってたのですが、Catch the Rainbow!の歌詞を噛み締めた結果夢のつぼみしかないな、と思っていたら案の定その通りで本当に良かったです。好きな曲は他にもたくさんあるのですがこのタイミングに相応しいのはこれ以外なかったと思います。Catch the Rainbow!に続いて歌詞が刺さりに刺さって「よくここまで頑張ってきたね…」とおじいちゃんみたいな感想になってしまいました。

 

今回のライブは掛け値無しでこれまで自分が参加した中で一番良かったと思いました。それは水瀬いのりさんが素晴らしいクリエイターやサポートメンバーに恵まれていた、というのは一つですが、それ以上に「与えられたものを120%使い切る」ようなパフォーマンスを彼女ができていたからでしょう。楽曲、演出、バンド演奏それぞれの要素に恵まれ、そしてそれを余すことなく活かしてきたからこそ23歳という若さで武道館単独公演を成功させられたんだと思います。

 

そして彼女本人の魅力も捨てがたいです。可憐なルックスはもちろん声優としても演技力は申し分なく話題作に引っ張りだこ状態ですし、ラジオのトークも絶妙な温度感でかなり聴きやすいです。そのように表舞台で第一線の活躍をしつつもプライベートでは等身大の女の子だったりと彼女は人を惹きつける要素にあふれています。

 

そんな僕と3つしか歳の違わない、同世代といっていいような女の子が武道館という大ステージに立って堂々たるパフォーマンスをしているのを見て、本当に感銘を受けました。そして同時に水瀬いのりさんのことがもっと好きになりました。僕には大した夢なんてありませんが、夢に向かって進んでいく彼女にこれからも夢を見せてもらいに来ようと思いました。